こんにちは。長野は急に寒くなりました。仕事部屋に暖房入れています、暑がりで寒がりの梅本です。今日もよろしくお願いします。
本日のテーマは、GCP上でのサーバ作成の方法です。
検索すればあちこちで解説されていますが、私もやっておこうかなと!
GCPやAWSの世界ではサーバをインスタンスと呼びます。
インスタンスはとっても簡単に作れてしまいます!ボタンぽちぽちであっという間に出来上がり。GCPは立ち上がりもびっくりするほど早いです。再起動も早くて、ありがたいんですけど、本当にどういう仕組みで動いてるんだコレ…と不思議に思わずにはいられません。
さてさて、今回はCentOS7を作っていきます。
GCPのアカウントはある前提で進めていきます。
インスタンスを作成する
GCPコンソールにログインする -> 左サイドメニューから[VMインスタンス] -> [インスタンスを作成]
作成したインスタンスの詳細を設定する画面に遷移します。
画面の項目に従って設定を入力していきましょう。一か月にどれくれいの課金になるかも表示してくれます。
あくまで例ですが、必要最低限以下の項目を埋めておけばOKです。
名前
お好きな名前をつけてください。”WEB-dev”とか”DB-dev”など、何用途のサーバなのかわかりやすい名前にしておきましょう。
リージョンとゾーン
日本からのアクセスが多いサービスの場合は、東京のデータセンター “asia-northeast”を選択しておきましょう。
ゾーンは今回はデフォルトのままでよいです。
マシンタイプ
“デフォルトでは standard の “1 vCPU” が選択されていますが、変更したい場合は[カスタマイズ]をクリック。
時間あたりのコストが高いので、検証機では “f1-micro” で良いと思います。
でも“f1-micro” だとMySQLが落ちました。wordpressの運用は難しいかもしれません。
ブートディスク
[変更]をクリックして、使いたいOSを選択します。選択するOSによってはライセンス料が発生するので、用途にあわせて選んでください。今回はCentOS7を選択。
ID と API へのアクセス
デフォルトのままでOKです。
ファイアウォール
[HTTP トラフィックを許可する][HTTPS トラフィックを許可する]とありますが、ウェブサーバとして使いたいときはチェックをいれておきましょう。ファイアウォールの設定は後で変更することも可能です。
入力が完了したら[作成]をクリックします。
少し待つと、新規にインスタンスが立ち上がります!
[VMインスタンス]の画面で作成したインスタンスを一覧で確認できます。
インスタンス名の右の方に外部IPのアドレスが表示されているので、今回作成したもののIPを確認しておいてください。
IPアドレスを固定する
インスタンス作成時に、GCPの方で自動でIPアドレス(外部・内部ともに)を割り当ててくれています。なんならSSHも使えるし、すぐに接続できて使える状態です。すごいなぁ。
しかしその外部IPアドレスは、エフェメラル、つまり一時的なものなので、再起動するとアドレスは変わってしまいます。運用上、再起動のたびにアドレスが変わるのは困りものなので、外部IPは固定してしまいましょう。
ちなみに内部IPアドレスは再起動してもそのままです。
GCPのコンソールで [外部 IP アドレス] ページに移動します。(VPCネットワーク -> 外部IPアドレス)
使用中のIPアドレスの一覧が出てきますので、対象となる IP アドレス(先ほど作成したインスタンスの外部IPを探してください)の [タイプ] 列で、アドレスタイプを [エフェメラル]から[静的] に変更します。
↑外部IPのところは隠しています
新しい静的 IP アドレスの予約 というポップアップが表示されるので、名前(インスタンス名と同じにしておくのがわかりやすいです)を指定して [予約] をクリックします。
これでIPアドレスを固定することができました!
ちなみにサーバなどのリソースに割り当てられているIPアドレスの使用料は無料です。
ただし、インスタンスを削除した場合など、どこにも割り当てられていないIPアドレスには課金されるので、注意が必要です。「あれ?これひょっとして使ってない?」というアドレスがあればリリースしてあげてくださいね。
【公式】Linux VM の使用に関するクイックスタート
https://cloud.google.com/compute/docs/quickstart-linux
【公式】IP アドレスの設定
https://cloud.google.com/compute/docs/configure-ip-addresses